広辞苑が10年ぶりの改訂版となる最新版が発売されました。
それを記念してだと思うのですが、朝日小学生新聞の「広辞苑」で国語力・語彙力を伸ばそうというイベントがあり参加してきました。
まずは、岩波書店編集部辞典編集部の奈良林愛さんの話を伺いました。
広辞苑について子供たちにわかりやすく説明してくださいました。
言葉は時代によって変化するということを、「おさるのジョージ」の絵本を持ってきて説明してくれました。
おさるのジョージがスパゲッティーを食べている絵の訳は、60年前は「うどん」と訳していたのです。
それから、「細く穴のないマカロニ」と訳されたんですって、面白いですよね。
今なら、「パスタ」や「スパゲッティー」ってなりますよね。
改訂版も作るときも、もともとあった言語をすべて見直して作り直しているそうです。
人もいつ生まれて、亡くなったも初版からあっても確認を繰り返しています。
苦労したことは、図版を見やすいところに入れることだったそうです。
子どもは辞書がどうやって作られているのか、興味をもったようです。
そして、朝日小学生新聞の今野さんから朝日小学生新聞を使ったスクラップのやり方について教えてもらいました。
夏休み自由研究に新聞のスクラップをやって欲しいのですが、いつも「やりなさい」というだけで実際にどうやってやればいいのか説明していなかったなぁと反省しました。
今野さんに教えてもらったように、やり方を説明して上げればできたのかもって思いました。
スクラップブックのやり方
1)記事を選ぶ(マーカーで線を引くとよい)
2)切って、貼る
3)スクラップをした日付をかく
4)記事近くに新聞名と日付をかく
5)わかったことや、要約を書く(
6)選んだ理由や意見、感想をかく
7)わからない言葉やもっと調べたいことを調べる
博物館い行って調べたり、地名は地図帳で調べる。
大事なことは調べたものの出典をかく。インターネットで調べた時も出典をかく。
ちびも時間がなかったけれど、ちょっと挑戦!
断然、やる気になってきたようで、家でもやってみたいと言ってました。
もう一つ教えてもらったのは、受験が変わってきているその対策に「なぜ?どうして?」と考える習慣が必要だということ。
これからの受験は、覚えるだけの暗記試験ではなく、考える思考力が必要となってくる。
そのためには考える習慣が必要だというのです。
今、AI(人工知能)が出てきて機械がなんでもしてくれる時代になってきているけれど、人間にしかできないことは、知識を使いこなす力。読解力、思考力、判断力、表現力、自ら学ぶ力が人間にはあります。
これからは主体的な授業ではなくアクティブラーニングに変わってくるみたいです。
この力をつけるには、新聞は大事だというのです。
新聞を毎日読むことによって、読解力がやしなえます。
朝日小学生新聞には天声こども語が毎週水曜日と日曜に掲載されます。
活用ノートでは、天声子供語を切り取り、書きそしてタイトルを付けわからない言葉を調べるという作業ができます。
タイトルを付けるコツは、5W1Hを意識して文章の骨組みとなる部分でつけるとうまくいくそうです。
そのために、大切な部分はマーカーで線を引き、線を引いた部分をつなげると要約になります。
わからない言葉も別の色のマーカーで線を引くと後で調べやすいですよね。
たとえ話や、エピソードははぶいてもよい場合が多いです。書くのが難しい時は「こんな話だった」と声を出して誰かに話すのも良いらしいです。
参加してちびも、広辞苑に興味を持ち家に帰って断然朝日小学生新聞の天声こども語も書くようになりました。
そして、夜に「船を編む」を観て改めて辞書を作るのが大変だということを理解しました。
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