イトー・ヨーカドーさんのお菓子売り場では駄菓子屋っぽく売っているコーナーがありました。
わが家はあまりお菓子を常備している家庭ではないのですが、ちょっとその風貌に私が惹かれてしまいました。
ミルクせんべい?
なんとも懐かしく思って、手に取ってみました。
私の知っているミルクせんべい?なのかな
でも、中にジャムのような塗れる類のものが3っつ入っている。
ちなみに私の言っているミルクせんべいというのは、よく縁日で売られていた煎餅に練乳をかけて重ねて食べるもの
縁日では、ゲームでその枚数を決めるのです。
そうそう、私の知っているミルクせんべいはカラフルだった!
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旦那曰く、東京のミルクせんべいはこれ
★¥600(税前) ミルクせんべい ¥20×30入★[駄菓子]
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もう10年以上暮らしていますが、いまだに関西と東京の違うものに出会えます。
食べ方も違う
関西のミルクせんべいは、カラフルなせんべいの上に練乳をかけて何枚か重ねて食べました。
でも、東京のミルクせんべいは白いおせんべいの上に、梅ジャムやくろみつ、ソースをかけて食べるみたいです。
煎餅の中に入っていた3つのソースは、梅ジャム、くろみつ、ソースだったのです。
梅ジャムはおそらく関西人は知らないと思います。
私も東京に来て、初めて出会いました。
では、その梅ジャムをぬってみましょう~
梅のように赤いですが、お味は・・・・
想像では梅のようにほんのりすっぱくて、ジャムの甘さがあるのかなっと思っていましたが、違いました。
はっきり言ってよくわからなかった(汗)
そして、くろみつをかけてみました。
とろっとしたくろみつは、おせんべいにちょんとのっって垂れることもなく食べやすかった。
味は周知の味ですね。
おせんべい自体は味がないので、ほぼくろみつの味です。
最後に、ソースをかけていただきました。
ソースは、中濃か濃口かのソースです。
ソースをかけるとお菓子っておいしくなりますよね。
ちょっと、お好み焼きっぽい味に変わります。
私の好みでは、くろみつ、ソース、そして梅ジャムの順がいいかな。
下町の工場で作られている
梅ジャム
どうして、梅ジャムを私が関東に来て知ったかというと
しきりに旦那が「梅ジャムは荒川区で作られてる」みたいな話をしていたからです。
ちょっと、梅ジャムについて調べてみました。
梅の花本舗の高橋さん、終戦後なんとか家計を支えたい思いで考えられたそうです。
最初は、いわしなどの魚を露店で売っていたそうですが、営業の許可書がなかったので地元のテキヤに額を皮靴でなぐられ売り物はばらばらにされたりしたそうです。
そんな中、父親の友人から「りんごの粉がある」と言われ、その粉をはったい粉みたいにして売れないかと考えたそうです。
袋に入れストローを付けて、紙芝居屋に持ち込むとこれが当たった!
他に何か作れないかと考えた時に、乾物屋でみかけた梅肉を思いついたそうです。
紙芝居を見る時にソースを塗って食べていたミルクせんべいを見て、ソースの代わりになるものをと考えたそうです。
そして出来上がったのが梅ジャム!
今でもおひとりで作られています。
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ミルクせんべい
このミルクせんべいも、町工場で作られていました。
こちらも、戦後の食糧難の時に子供たちに栄養のあるものをと佐藤三治さんが、小麦粉と脱脂粉乳を原材料とする薄焼きせんべいを作ったそうです。
花のようにまるい形をしていることから、花せんべいとも言われたそうです。
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どちらも、戦後生まれのお菓子なんですね。
花丸せんべい お徳用45枚 【RCP】【駄菓子】05P05Dec15
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